NIKITAのリハビリ的日記

心のお片づけをする発達障害系な人

記憶奪還 2017/02/02 19:54-22:32

例えば、休もうと思い、寝ようと思った途端に息が苦しくなる。こういうことだらけだ。

 

私の世界は「ねばならない」「であるべき」でできている。

 

私の意思、なんて文字を打つだけで気道や肺が潰れたんじゃないのかと思うほど苦しい。

 

休むとか遊ぶとかいうのが「しなければならないから」だという理由でしようとすると、こういう現象は……やはり起きる。頭痛もして来た。どんどん追加される。

 

今ブログを書いているのは、私が書きたいからだものね。何故書きたいかって、こういう何かにいつまでも縛りつけられていたくないからだ。

 

押さえつけられる感じがして身体を起こしているのがきついけれど、横になったってそうなので、姿勢を変えても楽になんかならない。

あんまり「相手してやる」もんじゃないな。何だか骨が砕かれそう。ちょっと意識を向け過ぎかな。

 

相手、って誰だかわからないけど。ただ、現実にここにいるのは私しかいないから、私の脳内にしかいない人だろう。

過去とも限らない。とにかく、私にとっては人間というのはまだ怪物である「べき」なのだとわかってしまった。

 

この本を読んだからだ。

 

COCORA 自閉症を生きた少女 1 小学校 篇

COCORA 自閉症を生きた少女 1 小学校 篇

 

 私はどうしても昔のことをちゃんとは思い出せなかったが、この本にはこの著者の経験がかなり詳しく書かれていて、読んだら読んだ箇所と同じ時期に自分が経験したり思ったこと感じたことをずいぶん思い出した。

 

読んだばかりだから相当影響は受けていて、似ていないことまで似たことだと思っていると思う。それ自体はたぶん普通のことだと思うので構わない。

 

今これだけ体調が悪くなったり様々の混乱を起こしているのも普通だろう。大まかにはやはり共有できる経験を詳細に書いてあったから。

 

フラッシュバックが起きるから避けた方が良い人もいるとか普通言うのだろう。無理に読むことはないが私にはあまり意味のわからない台詞だ。私は読んだから今死にそうに苦しいのだが、得たものの方が多いはずだ。

 

記憶がずいぶんと乏しかったのは、この数年間に2回受けた故意の悪意による強烈な経験のせいだったのだ。だからそれらの経験以降の記憶も、実はそう鮮明ではない。「感じない」ようにしていたのだ。それが私の発達障害とも影響し合っただろうが、ますます私にとってこの「障害」の意味は薄いものになった。

 

ほとんどの問題はそこにはない。私がどういう人間であっても、そんなことは私の親には関係ないからだ。全く何もトラブルのない脳や身体でも、重度の問題を持っていても、彼らにとっては私は脅して嘲笑して自分達だけが何か利益を得るための道具でしかなかったのだと再認識した。

 

思い出したからだ。彼らがどれだけ私を見ず理解もせず、その態度に対して私がどう感じ考えていたか。私が必死に何とか自分が存在すること、生きた人間であること、感じる心を持っていること、理解して欲しいこと、困ったら相談くらいしたいこと、そういったことを訴え続けて何にもならなかったことなど。それがどんなに私を苦しめ続けて、そのまま他の人達もそのようなものとしか解釈できないで来たか、親から離れて少しずつは変わっていた私の積み上げたものをいとも簡単に破壊されたかを。あの男は私を強烈に脅迫したが、それよりも、私を嗤い飛ばした。私がどうにか、自分を見捨てる癖をやめられそうだった時に、お前は無価値だ、死んで世間に詫びろと言った。生きていて良いわけがないだろうと言った。納税者に謝れ、まあキリがないが、働こうとして努力していることまで「ふざけるな」と言った。

 

言葉で人を殺す、など、技術的には難しくない。精神がぶっ壊れていれば本当に簡単だ。

 

もうごめんだね。冗談じゃない。

せっかく生還したのだ。

 

もう存在しないあんた。グダグダ考えてたけどね、私も同じ技術があるんだよね。あんたのあとからも私はずっとあんたにされたこととあまり変わらんことされ続けてんだわ、おかげさんで。これをただ赦せって?私は好きでこんな技術がついたんじゃないんだよ。どうもアリガトウ。もう無意識に悪用せずに済みそうだ。どんな思いしたか思い出したから。

 

どうするかはこれから考える。