NIKITAのリハビリ的日記

心のお片づけをする発達障害系な人

入院総括/入院26日目 2017/03/26 17:24

明日(2017年3月27日)退院するが、入院中通して、精神的にはこれまでにないくらいに不安定で困っていた。

やっと理由が見えた。私は初めて、自分が本当に一人だということを実感しているのだ。だから不安でたまらないのだ。
これまではどうしても「誰か人がやってくれるのが前提」という意識でいたと思われるので、そういうものじゃないとやっと理解したから何でも完璧じゃないと怖くなったのだと思う。人と話す時は脳がフル回転している感じで非常に疲れる。

もう一つ、会話ができない。上の完璧でないと怖いというのと重なるのだが、自分では会話力、コミュニケーション力の低さにがく然としている。だが周囲からは逆に「コミュ力上がってるね」(ドクター)とか、「私もあなたのようにちゃんとしゃべれればこんな苦労しないのに」(患者さん)だなどと言われて辟易している。
私は真面目なことや相談する・されるようなことならどうやら以前より会話力が上がったらしいが、いわゆる雑談とかだとついて行けない。言っている言葉は聞こえてわかっていても、全体的に何がどうなっているのかわからない。知らない話も多いけれど、それがメインの理由とも思えない。知らないなら知らないなりの話し方があるだろう。


前者のことだが、自分でやるものだという意識にシフトしているのだろう。そうすると甘えみたいな邪魔な気持ちを捨てられ始めたのだと思う。だから心細いのだろう。

それなら、まあまあ健全な戸惑い方なのかも知れない。これまで自分がそういう人間だということや、自力でやるとはこういうことだ(まだこういう曖昧な書き方しかできないが)といった数々の「現実」を直視できなかった。一遍にそれらを直視するようになって困惑しているのだと思う。そしてまだ怯えているのだと思う。
そのうち慣れるかな、と思った。

会話力についてはどこかあまり強制的に通うのではない支援センターなどになるべく行くことを考えている。人に安全に混ざって、これも慣れたり、また、話が合う人もたまにはいたりするみたいなので、しゃべって発散することができればと思う。
自力で調べてみたが見つけるのは難しいようなので、訪問看護師や、地域活動支援センターに聞いてみるつもりだ。


いずれにしても、今は私の習慣から消えてしまったが、以前はある程度人に混ざってどこかに所属して通って生活していたのだ。そうできなくなった期間は長いし、いきなりできるようにならねばと思うから無理することになる。また、「普通に現実世界に居る」経験は40年生きて来て初めてなのだから、怖かったり、コツがわからなかったりして、難航して当たり前だと思った。体力もつけ直しだ。

自分をいちいち否定的に捉えず、ひとつずつゆっくりでもいいのではないかと思う。