NIKITAのリハビリ的日記

心のお片づけをする発達障害系な人

「難破」2016/12/29 19:31-22:29

「遭難」でも良いが、ひとまず現状を表すとそういう感じだと思う。

 

このところまるで冷静になれない。落ち着けばわかりそうなこと、できそうなことが全然、そうできない。考えることも、きちんと相手の話を聞く、読むことも。怒っているからかと思ったが、違う。色んな感覚やら感情やらが目一杯振り切れそうになりながら動くからだろう。簡単に言えば脳が高い覚醒度のままずっと全域にフル稼動している、という状態だ。前の記事で取り上げた話だが、ビンゴだと思う。

 

疲れ方が「乖離」を起こした時と似ているのだ(かいり。離人症・りじんしょう、とも言う。どういう症状かと言うと「現実感の極端な欠落。自分がしていることもそうとは感じない。見える景色も平板に見える。感じることを極度に抑えるので考えることもよくできない」など。ぼーっとしていると思ったら大間違いで、これは脳が凄まじいエネルギーを使ってやはりフル稼動で無理矢理起こす現象なので、メチャクチャに疲れる。正気に戻す方法はあまりないし、「感じないこと」で自分を守っているので、起きたら無理せず寝ていたほうが良いと言われる。まあ実感のない状態で何かするのは危ないから、とりあえずはその方がいいと思う)。ちなみに私は記憶にある限り30歳くらいまでずっと日常的にその状態のままだった。あることをしたら解除できたのだが、それでも病気と言われる程度ではなくなった、というところまでだった。

 

今は自分の主観的には正反対である。「何もかもを感じ過ぎる」。落ち着けるわけがない。現実感がないのではなく、字義通りのパニックを起こして脳の処理ができてないような感じ。

 

知識的なことはとりあえずそんなものだと思うが、何も自信がない。私はつまり現実にいた経験がとても少ないのだ。自力である程度現実に足を踏み入れたことにはなるが、私だけの力では現実と折り合いがつけられなかった。私にはそんな力はない。逃避したままだった。

 

だからこんな状態は完全に初めてなのだと思う。

 

ともあれ、ただ読むだけ聞くだけができないのだから理解もできない。そして私自身は言葉が出ない。見かけ上は出ているがまともな会話なんか全然できていない。

 

その意味では昔と何も変わってない。その場では返事が浮かびもしなくて、でも返答しないわけにも行かないからそれっぽいことを言う、結果ろくなことにならない。当たり前だ。何言われてるかわからなくて自分も言いたい聞きたいことがわからなくて、わかっていても言語化できなくて、なんで会話が成立できるだろう。ちょっとした食い違いの程度ではない。

 

詐欺から監禁されたあの時とどこも変わってなんかいない。騙されて強姦されそうになった時からも変わっていない。いつも一方的に言われてあとから別の人に指摘されて自分がおかしかったということだけしかわからない。何がおかしいのかはわからない。それはこうしたほうが良い、これはやめろ、と言われても何が違うかおかしいのかわからない。こうしたほうが、の中身もわからない。

 

端的に言うと、私は言葉がわからないのだ。

 

それがわかってもらえないとメチャクチャに困る。でも、どうやっても理解できないようなので、私が言語能力と知識を死ぬ気で身につけようとして来た。これは何十年単位の話だが。幼い頃からずっと私はそれをやって来ていたのだ。何も訴えられない私は何があっても放置されたから、嫌でも似非でも言葉と知識を獲得しなければならなかった。

 

 

完璧に余計なことをしたのかも知れない。

何も身についていないことを見抜くのはいつも悪意の人間ばかりだ。

気づかない人は悪意なく私を「できる」と言って、あとでトラブルになる。私はできることとできないことは言うのだが、そもそもその訴える能力がほとんどないようなので、何も伝わらない。

 

私自身、自分がここまで理解力の低い人間だとわかったのも最近だし(低いということは知っていた)、それがここまで伝わらないこともわかっていなかったが、何よりこれらが招く結果がここまで自分を困らせるものだと思っていなかった。わかってもらえないとこんなことになるなんて。こんなにも自分の何かの身につかなさ、変わる能力のなさ、どうしたら良いのか全くわからないこと、それを相談する力もないこと、相談しないで自分でどうにかできると思っていたけれどそんなの全然間違いだった、でも誰かに困っていると言おうにも言葉が全くわからないこと、それが相手にはわからないこと、わかってもどうもできないこと、これらをわかっていなかった。

 

 

初めてだ。私は生きていたいのに、生きられない、とはっきりした感じを持つのは。

 

 

絶望したことは何度かある。どの時のも、誰かがわかるようなものだとは思わない。指一本動かなくなる。自殺もできない。

 

どの時とも違う。だけど、そっくりだ。今の私に抵抗する力はない。何に抗うのだ。今首を絞められてる感じにか?放っておけ。別にさして苦しくない。どうせ現実じゃないのだから勝手にさせておけばいい。私が今苦しく思うのはそんなことじゃない。第一、それを振り払えるほどの力は入らない、出て来ない。疲れた。

 

感情の起伏が激しい状態なので、どうせ後で激昂するのだろう。今怒る体力なんかない。

 

こうやって何とか書いてはいるけど、これ以上余計なことを想像しないためかも知れない。もう疲れてたまらないから、寝ると思うけど。