NIKITAのリハビリ的日記

心のお片づけをする発達障害系な人

負担

3月27日に退院してから2週間程、これまでの退院後とはずいぶん心身の調子が違った。体力はないが体調が悪いとは言い難い状態で、リハビリ的に過ごすようにして行けばいいだろうという見通しがあった。それが先週後半から崩れて建て直すことが今のところできていない。

 

私の体調不良はほとんどが心因性だ。あまり強く症状が出るので数年間動くことができなかった。検査してもしても原因は特定できなかった。だからか、仮病のような扱いを受ける。苦しいのに症状はないことにされ、サポートが受けられない。仕方ないから無茶して色々と自力ですることになる。すると「できるじゃないか」ということで、依存だの甘えだのという話になる。そのためにストレスになって症状は悪化する。手助けして貰えれば済む話で、見兼ねた主治医のほうから支援機関にわざわざ連絡してくれて説明をしてくれたりしているが、結局は理解できない、する気もないため、何も解決に繋がらない。私の薬の処方はとんでもないことになっているが、症状が強すぎて出さざるを得ない。主治医も私も泣きそうになりながら薬の相談をする。主治医もこんな処方はしたくないし私だって飲みたいわけではない。依存が起きているとか耐性がどうとか言って処方されずにいたら、私はまず生活ができない。薬で無理矢理動いているのだ。が、一般人は薬の害や負担など知らない。先生の言うとおりちゃんと飲めとしか言わない。あるいは私や主治医が薬に頼り過ぎだの何のと説教する。どちらも他人事だから言えるのだ。精神科の修羅場を知らない。現場や真面目な医師達の苦悩を思いつきもしない。そして、患者にすべてのしわ寄せが来る。飲まなくても地獄、飲んでも地獄だが、長くよそから無責任なことを散々言われて来た私は、それならあなたは私の介護でもしてくれたり、支援者の意識を変えてでもくれるのかと怒鳴りつけたい。

 

腹の立つことが多いので薬の話に偏ったが、カウンセリングだろうが人生相談だろうが自助努力だろうが何も解決策が見つけられずに苦しんで来た私はまず死なないために、薬物治療で時間稼ぎをするしかなかった。外野からものを言うのは簡単だと言いたいのだ。

 

私の周囲の支援者のほぼ全員が「外野」だ。

 

逸れ過ぎたので現在の話に戻る。

 

入院中は私にとって非常に負担なことを無理にする必要がなく、保護された環境ではあるため、数日眠りっぱなしで自宅生活の疲労を除けば急に動けるようになる。また、普通の人のように眠れる。眠くなったら自然に眠りに落ちるという経験は、入院時しかできない。

 

そして帰宅すれば上記のような状況が戻ってくる。

 

私はこれまでずっと、不安で安心感がなく、緊張し続けることで無理矢理生き延びて来たのだと改めて思い知った。今回の入院でずいぶん自分が変わったのを感じたし、退院後もその自覚は強まる一方だが、いきなり自己肯定や自分を大事に優先したりする感覚に馴染むことは、これまでの自分の歴史からしてそうすぐにできるわけではないのだと思った。

 

散漫な記事になったが、最後に

 

以下に紹介するプロジェクトに、私は参加する。参加形態はいくつもあるので、ぜひ以下のリンク先を照覧されたい。

 

■虐待された方から「親への手紙」を 公募中!
http://letters-to-parents.blogspot.jp/

 

今一生さんという人が、1997年、『日本一醜い親への手紙』という本を編著して出版した。今、その新編を出版して世に出そうというプロジェクトを、今さんが立ち上げた。

 

私はその「手紙」を応募する。以下は考え抜いた紹介文だ(Twitter用に140文字)。

 

自分の苦しみを誰かと共有できるとは思っていなかった。人を信じることや自分を肯定することもさっぱり理解できなかった。そういう人間を生むのが虐待です。もう親達に命や心を殺させないため、まず読んでみて下さい。

http://letters-to-parents.blogspot.jp/